都市施設計画学講座(本講座には,4つの研究グループがあります.)

1.都市計画・建築計画研究室へ   2.交通システム計画研究室へ   3.都市施設解析学研究室へ  

1.都市計画・建築計画研究室(川上教授、沈准教授、小林(史)講師、西野助教)

当研究室では、私たちの生活環境を都市・地域・建築空間の各レベルにおいて捉え、その計画・設計・デザインに関する研究を行っています。各教員は、都市計画、計画支援システム、景観デザイン、建築計画・設計など各レベルでの研究を担当します。これらにより、当研究室では私たちの生活環境が住みよく快適なものとなるよう総合的にアプローチしています。各教員の研究キーワードは以下の通りです。
川上教授:土地利用・都市計画制度・歴史的市街地・住環境整備
沈准教授:計画デザイン支援・シミュレーションシステム
小林(史)講師:景観・歴史的町並み・都市デザイン
西野助教:地域施設の建築計画的研究・設計
各教員の具体的な研究テーマ例は以下の通りです。

(川上教授)都市域における土地利用活動の動向による都市計画制度の評価

市計画の大きな目的のひとつに、無秩序な土地の利用を防ぎ、安全、快適、合理的な都市空間づくりを行うことがあります。そのために様々なルールや仕組みが法律などによって定められています。私達の研究室では、実際の都市において土地がどのように利用されているか調べ、このようなルールや仕組みがうまく働いているか、どのような点を改善する必要があるかについて研究しています。

川上教授)都市における居住環境整備計画に関する研究

私達の生活空間は、まず自分の家やアパート・マンションがあり、○○町○丁目がある、というように、段階的にその範囲を広げて捉えられます。○○町○丁目といった地区レベルの広がりを対象として、居住環境の良い点・悪い点を明らかにし、その改善の方法について提案を行うことがこのテーマの目的です。一般的な市街地や、公的な住宅団地、歴史的町並み保存地区など、多様な性格の地区を対象として研究を進めています。

(沈准教授)計画支援システムの構築とその適用に関する研究

align=right> コンピューターを利用した情報技術(IT)の進歩には目覚しいものがあります。地域・都市の計画では、膨大な実態データなどの解析が必要ですが、よりよい計画づくりを支援するために情報技術を用いたシステムを開発し、その有効性について検証していくことが、このテーマの目的です。地理情報システム (GIS)を用いた計画支援システムや、地区住民が自らデザイン案を提案しながら公園づくりに参加できる公園デザインシステムの開発と適用性の検討などを行っています。

(小林(史)講師)地域・都市のコンテクストに基づく生活空間計画に関する研究

私たちをとりまく生活空間には、先人が住みこなしてきた様々な履歴が織り込まれています。そこには環境と地域社会の関わり方や、地域社会を育む空間のあり方など、私たちの生活を豊かにしてくれる知恵が潜んでいます。歴史的な景観や文化遺産は、これらの知恵を読み解く鍵になる重要なまちづくり資産です。それらを都市・地域づくりに生かすために、地域の歴史的・文化的コンテクストの評価・分析に基づいた生活空間の計画・デザイン・マネジメントに関する研究を行っています。研究は建築レベルの町家や地区レベルの歴史的町並み、都市レベルの眺望景観など、幅広い空間スケールを対象としています。

(西野助教)地域施設の建築計画的研究・設計

私たちの生活の器である建築は住居と地域施設等に大別されます。当研究室では主に地域施設等(高齢者福祉施設、公民館等)のあり方を追求していますが、住居と地域施設等のあり方は常に時代や社会の状況に合わせて総合的に捉えられるべきものです。現在、私たちは20世紀のスクラップ&ビルドを前提とした計画論を見直す時期にきています。そこで21世紀のストック&マネジメント時代の建築のあり方を追求しています。具体的テーマとしては「地域特性をいかした高齢者の地域居住をサポートする場に関する研究」や「人口減少社会における公共施設群再編に関する研究」等を行っています。 。


Topへ  1.都市計画・建築計画研究室へ   2.交通システム計画学研究室へ 3.都市施設解析学研究室へ  

2.交通システム計画学研究室

LRTによる環境にやさしい都市交通計画

運輸・交通からのCO2排出は全体の排出の30%を占め,その対策が急務であり,最近,環境にやさしい交通機関であるLRT(低床式路面電車)が注目されています.LRT導入後の都市交通体系を計画するとともに,都心部(中心市街地)への波及効果を予測し,また,人々に自動車からLRTへ転換してもらうためにはどうすればよいのか,を研究しています.

救急車両の走行時間を考慮した救急医療機関の最適配置

災害,けが,病気はいつやってくるか分かりません.安心した生活のためには,救急・消防の充実が必要です.救急車両がやってきて,病院まで患者を運ぶ時間が最も短くなるように,救急医療機関の最適な配置を考えます.また,救急車両をより早く走行させるために,信号制御を行ったり,GPSによる位置情報から最適なルートを提示するシステムづくりに取り組んでいます.
Topへ  1.都市計画・建築計画研究室室へ   2.交通システム計画学研究室へ 3.都市施設解析学研究室へ  

3.都市施設解析学研究室

CA(セルラ・オートマトン)による避難シミュレーション

CAは自分と周りの状態を知って,自分の次の状態をきめる過程を繰り返すシミュレーションに使われます.高校の数学で言うと漸化式で表現できると言い換えても良いでしょう. これを,地下街の避難シミュレーションに使おうとしています.図の点が人で,黒いのは建物の壁です.赤い点は歩くのが遅い人,緑の点は普通の速さで歩く人,青い点は速く歩く人です.はじめはそれぞれのスピードで移動できますが,やがて出口に遅い人が集まって壁のようになり,普通に歩く人や速くあるく人を妨害してしまいます.現実だと押し合いが始まって,倒れてしまう人も現れます. このような現象を計算機上で再現して,人間の行動をどのようにモデル化すれば現実をよく再現できるか,そして,より速く避難できるためにはどのような建物の構造にすべきか,を検討できます.

橋梁の維持管理計画支援

高度成長期に集中的に整備された社会資本が老朽化し,その維持管理費用が莫大なものになる事態が間近なものとなっている. 厳しい予算制約のもとで,社会資本の機能を維持するための補修計画は,定期的な点検と劣化の予測に基づいてたてる必要があるが,補修時期が集中するために様々な工夫が必要になっている.膨大な補修計画案の組み合わせ(天文学的な数になってシラミつぶしの検討は現実的には不可能である)から最も合理的なものを見つけ出すための方法論について検討している.
Topへ  1.都市計画・建築計画研究室室へ   2.交通システム計画学研究室へ 3.都市施設解析学研究室へ