地象工学講座(本講座には,2つの研究グループがあります.)

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1.建設防災工学研究室 (詳細はこちら)

地震被害調査にもとづいた都市防災の先駆的研究

 本研究室では主に地震災害,雪災害などの都市防災に関する研究を行っている。具体的な研究テーマは以下のようである。

  • 液状化地盤の流動に関する研究

  •  地盤が液状化すると数メートルにもわたり地盤が流動し,建物や地中構造物に甚大な被害を及ぼすことが知られている。そこで,振動台(地震を発生させる装置)を用いた模型実験により,液状化地盤の流動のメカニズムを明らかにするとともに,流動する地盤が地中構造物に及ぼす作用力について検討している。さらに,水道管などのライフライン系の地震時挙動に関する研究を行うとともに,電算機シミュレーションより,被害軽減のための対策工法を提案している。

  • 台湾集集地震における現地被害調査

  •  地盤破壊モニタリングに関する研究 全国に設置されている多くの強震計を利用して,液状化の有無および液状化による地盤流動,あるいは断層運動に伴う地盤変位を検知するセンサーの開発に関する研究を行っている。

    img01.jpg 台湾集集地震における現地被害調査

  • 地震動の地盤増幅特性と回転地震動に関する研究

  •  1995年兵庫県南部地震のような都市直下地震は構造物に大きなダメージを与える。一般に地震動は地表近くの影響を強く受けることから,表層地盤の地震動の増幅特性について研究を行っている。さらに,地震動の回転成分について,振動台を用いた模型実験と数値シミュレーションにより検討している。


    2.地盤工学研究室 (詳細はこちら.新しいページが開きます)

    地盤の強度・安定性および基礎構造物に関する研究

     本研究室では,道路やダムなどの土木構造物を支える地盤の力学的性質,地盤災害の防止,地盤変形の予測,基礎構造物の変形・抵抗特性の評価など,地盤に関する種々の問題を実験的・理論的・解析的に考察し,それらの設計への応用について研究を行っています.

  • パイルド・ラフト(piled raft)基礎に関する研究

  •  パイルド・ラフト基礎とは新しい構造物ではなく,既存の基礎設計における概念の拡張です.杭を打設した(Piled)平板基礎(raft)は従来ラフト部分の分担力を考慮せず,杭のみで構造物の荷重を支えることができるように設計されてきました.しかしながら,この設計は安全ではあるが不経済であるともいえ,本研究室では鉛直、水平、モーメントの組合せ外力や地震力をうける単杭、群杭、パイルド・ラフトの変形・抵抗力特性の実験および解析、杭の載荷試験結果をを利用した杭基礎の限界状態設計法などの研究を行っています.

    img03.jpg img04.jpg 図1.パイルド・ラフトと通常の基礎

  • 斜面防災に関する研究

  •  現場調査及び室内模型実験に基づいて,地震による斜面崩壊及び降雨による地すべりの発生メカニズム・移動機構についての研究を進めています.特に土試料の破砕性と非排水状態での過剰間隙水圧の発生との関係を注目し,長距離運動地すべりの発生条件および運動予測の研究を行っており,斜面安定の解析法やパラメータの適切性について検討しています.

    img05.jpg白山の地すべり img06.jpg模型実験


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